中学受験

中学受験する?しない?グローバル教育から考える

都心部に住んでいると悩む問題、中学受験をするべきかどうか?

今このブログを読んで下さっている方の中には既に幼稚園・小学校受験をどうするか悩まれた方もいらっしゃるかと思います。

母になり、改めて都心部では「受験」と言うワードが幼少期から飛び交っていることを身を持って体験しております。

それもそのはず、この激動の時代に今まで通りの教育でいいのか?疑問を持つ人は沢山いると思います。

私自身、子供を授かった時にどんな子育てをすればいいのかに悩み、育児書や教育本を片っ端から読み漁りました。散々読んだ挙句、結局は親自身が本に振り回され過ぎず、ブレない軸があることが必要だと思った私です。

とはいえ、この本の読み漁りによって日本にも多用な教育を実施している学校も少しずつ増えており、「近所の公立」以外の選択肢が多用にあることを知りました。

我が家の場合は、教育移住など色々と悩みに悩んだ結果、幼少期はモンテッソーリ園を選択し、現在は都心部の公立小学校に通っております。

そして今、「中受する?しない?」問題に直面中です。

都心部の教育の選択肢

都心部の教育熱心なご家庭のみなさまの状況を見ていると、基本的にグローバルで活躍できる人材になって欲しいと考えるご家庭は多いです。

そういった視点の中で、4つほどの選択肢があるなぁーと感じております。

①小学受験 

中学受験で悩みたくないから小学校から私立や国立を受験。(幼稚園受験の場合も有)受験後英語の勉強を開始

②中学受験 

中高一貫校にてしっかり英語教育を学ぶ&在学中に提携校へ留学

③高校受験

受験勉強がないのでしっかり英語を継続、高校在学中に留学(奨学金の利用も可能)

④国内インターor 海外へ教育移住

幼児期からのご家庭もあれば小学校。中学校と移住時期は様々。ご家族全員の場合や母子留学の場合も

こういった状況の中、我が家は「中受はしない」=親から子へ中受をするよう仕向けることはしないと決めました。

できれば中学で短期留学を経験後、高校から海外へ行きたいと言ってくれるといいなと、あくまで親のエゴで考えておりました。

何故、中受をするか悩むのか?

お金に余裕があれば中学受験すればいいんじゃないの?と言う意見も聞くのですが、私個人の考えとしては金銭問題ではなく、「中受」のシステムに疑問が残るからではないかと考えています。

中学受験は、学校で習う範囲以上のことを勉強する必要があり、基礎ではなく応用問題を解く必要が出てきます。これは偏差値が低ければ学校の授業で十分という訳でもなく、

やはりある程度、思考力も問われてくる問題設計になっているように感じます。私が中学受験塾に通っていた30年前と同様に相当な範囲を網羅する必要があります。

その為、3年の3学期からカリキュラムがスタートする塾が多く、3年という月日の放課後を塾で過ごすことになるのです。

家族での夕食もままならず、放課後の公園遊びや習い事も6年生になると厳しいという状況が現実にあるので、そこまでして受験する必要はあるのか?と疑問を持ちたくなるのです。

勿論、受験で得る大切なことも多いと大賛成のご家庭もあるとは思いますが、私自身の勝手な思い込みで「辛そう、小学生らしく遊べない、睡眠不足、夏休みなし!」みたいなネガティブなイメージがあり、前向きに考えることができませんでした。

また、日本の教育システムにイメージだけで批判的だった私は、娘が小学校に入るタイミングで小4年辺りで短期海外留学をさせたいと、サマースクール情報などを探していたくらいです。

受験をするという決断

では何故、我が家は中受へと舵を切ったか?それは娘自身の選択でした。

去年、コロナも先が見えてきたので2年ぶりに海外旅行をしました。その時にサマースクールの下見も少ししたのですが物価の上昇に度肝を抜かれ、やはり海外での教育費に悩んだ点、またアジア圏への留学も考えていたのですが、マレーシアへの永住権のハードルもこのコロナ禍で上がったことも知り、段々と弱気になっていました。

そんなタイミングで娘が「私も受験したい。N塾のテスト受けたい。」と言い出しました。

「え?塾?受験?』

「うん。お友達も塾に行くし、行ってみたい」

「私立に行きたいの?」

「●●中学に行ってみたい」

●●中というのは、娘がインターネットで調べた学校で、娘の好きなことができる学校だったという点で選んだようです。

改めて受験というシステムのことや、何故その学校に行きたいのかなどを時間をかけて話し合いました。

娘は、自分のやりたいことの興味が同じお友達に囲まれたい、将来の夢を考えると自分にあっていると思うという点が強く、勉強して通いたいという意見でした。

そこから実際に学校に行ってみて、この通学時間を毎日通えるのかのイメージや、将来の夢につながる学校がどうかを改めて確かめる作業などを娘主体で行いました。

また、私自身も中受を毛嫌いせずに情報収集をし、偏差値ではなく子供の性格に合う学校があるのか、幸せに受験を終える為にはどうすればいいのか?など情報収集をしました。

すると、娘の小学校はやはり受験する割合が高く、クラスの過半数が塾に通っているという現実を知りました。つまり地元に通う子の割合が少ないこと、公立には娘のやりたい部活がないこと、私立中学の施設の充実(ICT教育等)、好きなことをのびのびと実践できそうな学校もいくつか見つけたことから中受を受け入れて前向きに考えることにしました。

自分で決めることの大切さ

我が家は、教育方針に夫婦で共通している点は物事を親主体で決めるのではなく、「自分で決める」を大切にしてきました。

流石に幼稚園選びは親がやってきましたが、モンテッソーリ園でも「自分で決める」を大切にしていただいたお陰もあり、

最終決断は自分でできるよう見守るようにしてきました。

当然、アドバイスや情報は渡すのですがやはり自分で納得して行動しないと「やらされた」になってしまい、後々の親子関係にも影響がでかねないと思い

基本的には娘の考えを聞いた上でアドバイスや提案をするようにしています。

今回の進路は娘自身が決めたことなので、今はその夢に向かって進む姿を見守りたいと思っています。

とはいえやはり母の心配もゼロではありません。娘の気持ちもいつまで継続するのか、先のことはわかりません。

もしかしたら、受験の大変さに「こんなはずじゃない」と思うかもしれません。

そしたら進路が変更になる可能性も多いにあります。

未来はわかりませんが、しばらくはお受験情報も綴りたいと思います。

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