さて、中学受験をしよう!と決めた我が家ですが塾はどうしたの?と聞かれます。
受験を決めたのが遅かったので3年の2月スタートには間に合いませんでした。
まずはカリキュラムの遅れが減るようにと、低学年の時に少しやっていたZ会中学受験講座を始めました。
Z会の中学受験講座は毎日取り組む計算ドリルと漢字ドリルもあり、1日の量も程よく、問題も基礎から応用としっかりと取り組めてとても良いと感じました。
テストも途中に挟んでもらえるので、どれくらい定着しているか確認もできます。
ただ、自分で勉強に向き合う必要があるので、算数のわからない問題が出てきた時に解説だけでは娘は理解ができず、結局私が教えておりました。
基礎がしっかりできているお子様だと、解説も理解できるのかもしれません。
後から知ったのですが、チャレンジ中学講座もおすすめだとか。こちらはどちらかと言うと基礎固めにすごく良いみたいです。
受験対策方法
①大手集団塾
②小規模集団塾(個人経営、地域密着含む)
③個別指導
④通信講座(Z会・チャレンジなど)
①の大手は首都圏ではS、Y、W、Nとの4つ
②の小規模集団塾はZ会系列のEゼミナールからI進グループなどもあれば、地元密着型のU学院など、多種多様です。
③の個別に関しては各大手の塾と個別も併用しているお子様も多く、②の小規模集団塾の場合は集団授業+個別の日と塾内で集団&個別を併用するパターンもありました。
我が家は通信講座では勉強が進まず、通塾という選択をしました。
娘の志望校は偏差値で言うと上位校ではありません。その為、難関校向けの塾は選択肢から外しました。
具体的にS、Yは選択肢になかったです。Wは近くにないことで選択対象外。残る大手はN。
でも娘の性格などから考えても人数の多い集団塾より少人数できめ細かくみていただける塾の方が良いのでは?と思い、EやIの体験を受けました。
規模もちょうどよく、テキストも基礎固めと言う内容で合っていると思ったのですが、娘は塾の雰囲気が合わずどちらも拒みました。
これは本人にしかわからない相性ですね。
そこで地元密着の塾にも体験に行き、そこは少人数であることと、先生のケアが行き届いており候補となりました。
その他、親のサポートが極力少ないと口コミで評判の塾を先輩のお母様から2つ紹介していただき、こちらも説明会や体験などに伺いました。
おすすめされただけあり、サポート万全で塾内で勉強が完結できる雰囲気。これは良い!と思ったのですが、費用面はやはりお高い。。
そしてガッツリ難関校に向けて勉強されるお子様が多く、娘にはオーバーワークになるのでは!?と思い断念しました。
では地元の塾にしようかと思っていたのですが、娘が自分で行きたいと言い出したのはN塾。お友達が行っていることと楽しそうな雰囲気だと感じている様子でした。
N塾は難関を目指す子も当然おりますが、中堅校にも手厚い印象があり、基礎をしっかり反復してくれそうと言う期待もありました。
でも、通塾回数が多いことなどから苦しい受験になるのではないか?と親心として心配しておりました。
でも本人が納得して選ばないと、後で後悔すると思ったのでそれぞれの塾のメリットデメリットを話し、最終判断は娘に委ねることにしました。
その結果、春季講習を受けてみて大丈夫そうだったらN塾にするという判断に至りました。
(先々、転塾の可能性もあるのであくまで現時点の選択です)
入塾テスト
大手には入塾試験があります。これにパスしないと入塾はできません。ちなみに代表的なS,Y,W,Nの4つだけでなく、E、I、G辺りの塾も入塾テストがあります。
大手では3年の秋頃に入塾テストを受ける人が多いようで年末から年始にかけてが最終入塾テストと言う雰囲気。全ては3年の2月スタートまでに決めるご家庭が大半という理由でその時期が多いようです。
そしてその時期が1番塾側からも煽りがあるようです。もう席が埋まりそうです!申し込みを早くしましょう!等。
私は試しで受けさせた塾のテストで、このチャンスを逃すと入れないのかもしれないと不安になり焦りました。(笑)
でも夫から、冷静に考えるべきだと言われハッとしました。
冷静に分析すると大手も夏・秋から転塾するお子様もチラホラでてくるようです。小学校5年生になる前にも転塾などがあるので4年生の間はある程度入塾は可能です。
そして、焦って入塾するより色々と親は見学した方が良いとも感じました。5年の冬になると大手には入れないので小規模塾などへ転塾する方もいらっしゃるとか。
ちなみにNの場合は入塾テストが不合格でも●日以内に入塾を決めれば入塾可能という案内がありました。割と人数をとってくれているようです。テストの基準は校舎毎に違うので注意が必要です。我が家が入ったのは関東系のNです。
塾選び ポイント
私が塾選びをしていて感じたのは、塾の費用がかなりアバウトなこと。通常の授業料は提示されるのですが、季節講習やその他の料金がいつどれくらい発生するのか不明瞭すぎて戸惑いました。また、講習の実施時期や期間なども明確化されておらず、事前に全ての情報を知った上で検討したい私としてはもどかしかったです。
私が塾選びの時に先方に確認したり、チェックしたポイントは以下の通りです。
費用 3年間の総額
全体を把握したいので4年だけでなく5、6年までの授業料の一覧が欲しいと伝えた。ここはどの塾も資料として出てきます。季節講習の料金確認をお願いすると、なかなか出て来ず、「Sさんより安いです」とか「Yと同じくらいです」とかアバウトな回答も多かったです。明確に提示して下さる塾もありました。
ちなみに相場としては3年間でざっくり250万前後。ちょっとお高い塾だと3年で300万は必要です。4年,5年は年間100万未満でも6年生の1年はどこも100万を超えてきます。特別講習の追加や個別塾の追加の状況では6年の1年だけで200万という方もいらっしゃるようです。
特別講座・季節講習の考え方
季節講習は復習ベースなのか?単元が進むのか?また、受講は必須なのか?(受講をしない選択もあるのか?)
特別講座は何があるのか?実施時期・内容・料金・選択の可否を確認しました。
塾の雰囲気で講座の受講が暗黙の了解になっている可能性は高いので、子供の志望校と現状の偏差値などを考え、どこを目指すか受験の軸を持つことはとても大切だと感じました。そのため、目指すところを考え、塾のやり方だけに流されずしっかりご家庭で講座の受講の必要性を判断する必要があるかと思いました。
スケジュール
通塾のスケジュールを4,5,6年の3年間をトータルイメージしたいので全学年を確認しました。4年生は週2回の塾が多いですが5、6年生になると通塾回数も時間も増えていきます。帰宅時間やお弁当の必要性、習い事の見直しが必要になりそうか等を参考にするために確認しました。また、毎日のスケジュールだけでなく年間のスケジュールも欲しいと伝えました。家族で帰省や旅行など、リフレッシュする日を組み込む為には事前にスケジュールを知っておきたかったからです。年間スケジュールを出してくれる塾は半々という感触でした。あまり積極的に提示して下さらない印象ですので親から積極的に聞かないと出ないです。
テキストの確認
塾によってオリジナルテキストを使用していたり、色々です。Sはオリジナルのプリントベース、Yは予習シリーズ、Nはオリジナル、Eは新演習、I進はオリジナル、その他小規模集団塾は予習シリーズを使っているところもチラホラ。テストも小規模塾は四谷大塚+首都圏模試を受けているところが多かった印象です。
通塾の通路の確認
駅から塾までなど、距離がある場合は帰りの時間が遅いこともあり街の雰囲気は大切だと感じました。駅から距離のある塾の場合は駅まで送迎はあるのかなども聞きました。
自習室の有無
自習室があるかどうかも大切なのですが、利用できる日や時間が限定されているケースも多いので確認が必要です。また、自習室に通った時にわからない問題を質問できる先生がいるかどうかも重要です。子供の性格にもよりますが、できれば自習室で勉強し、その場で解決できる環境があればベストだと思います。
先生はバイトなのか正社員なのか
教えていただく先生がどういった先生かも一応確認しました。全員が正社員という塾もあればバイトが入る塾もあります。
バイトもいるが、連絡を取り合う先生は正社員の方だったり、塾によってシステムは様々。全員が正社員じゃないとダメという訳ではなく、バイトの先生のメリットもあります。バイトの先生はその塾の卒業生という可能性も多く、子供との距離感が近く、問題の解き方のアドバイスなどは聞きやすかったりするようです
ただ子供の様子を観て分析してもらう場合や進路相談の窓口はしっかり正社員の先生の方が責任感を持って接して下さる気がしました。(あくまで私の個人的な見解です)
個別指導の有無
大手に関しては、個別指導塾を持っているところがあります。中小規模の塾の場合は塾内に個別の授業をプラスできるシステムを取り入れているところもあります。費用など様々なので、ざっくりこの辺りも目を通しておきました。印象としては国・算で利用している方が多い印象でした。
校舎毎の合格者数
大手塾の場合は全国の合格者数を公表していたりしますが、各校舎毎の合格者数がわかれば知りたいとお願いしました。明瞭に出してくれるところは多いです。これによって、どういった学校を受けているのか傾向も分かりますし、志望校への合格者が過去にいるのは心強いです。
どういう受験をしたいのか家庭で決める
様々な塾を一通り見て感じたのは、家庭との相性は重要だと感じました。目指す受験のやり方によって選ぶ基準は変わってくると思います。
ご両親がしっかりフォローしたいご家庭もあれば、塾に丸投げしたいと願うご家庭もあるだろうし、お子様の性格でコツコツマイペースなのか、ライバルが必要なのか?本当に受験のスタイルは十人十色。最終的に幸せな受験で終わる為にどうすればよいのか?そこがブレなければ良いのだと思います。
我が家の受験lifeは始まったばかりですが、私自身が最終目標(何をゴールとしているのか)を忘れないよう心に留めて、苦しい受験ではなくsmile受験にしていきたいと思います。同じ受験生を持つご家庭の皆様、悩むことも多々あると思いますが一緒に楽しめるよう乗り越えていきましょう!